花が咲くころ

世界にひとつしかない薔薇の花束をあなたに贈ります

あなたに拍手をおくりたい

 

 

唐突だけど、ちょっと思うところあってわたしの人生のバイブルであり、ジャニオタする上でのモットーにもなっていることの話と自己満足のひとりごとをぼやきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2010年に放送された連続ドラマ『Q10』のお話がだいすきで当時買ったシナリオBOOKを付箋とマーカーだらけにして今も大切に時々読み返してる。シナリオを書いたのは木皿泉さん。わたしが愛してやまない日テレ土曜9時枠で放送されてた。

わたしがだいすきなアイドルを応援する上で常に脳みその片隅に置いていることが、この第9話(最終話)で主人公の平太(高校生)が"愛"について父親の武広に問いかけたときの会話。

 

平太「父ちゃんさ、母ちゃんのこと愛してる?」 

武広「えぇっ!言うの?ここで言うの?茶の間で?————(観念して)うん、愛してる。特にうなじ?」

平太「じゃあさ、母ちゃんを愛するように、世界を愛せる?」

武広「っていうか、オレ、それ、もうしてるかも。母ちゃん愛するごとく、世界を愛しちゃってるよ、オレ的には」

平太「ほんとに?それってさ、どういう意味なの?」

武広「つまりだ。母ちゃんを愛する、ということは母ちゃんが産んだお前らも愛する。ってことは母ちゃんを産んだ母ちゃんと父ちゃんも愛するんだな、オレは。母ちゃんに親切にしてくれた人も愛するし、その親切な人に親切にしてくれた人も愛す。母ちゃんに意地悪だった上司も、回りまわって今の母ちゃんの人格を作ってくれたわけだから、これまた愛するべきなんだよ。母ちゃんを成り立たせているモノ全てを愛する。それよ

平太「なんか、父ちゃん—―——スケールでっかい」

武広「おう」

(『Q10シナリオBOOK』第9話 #43)

 

これ!太字になってるところはまさに!

ドラマで見たときは「???」ってあんまり理解できてなかったんだけど、だんだんと意味合いが自分の中で濃いものになって気がついたら、人に対する考え方のベースになってた。そして、すきなアイドルをこの土台にのっけて応援するようになったら、ジャニオタするのがグンとたのしくなった。

 

まず大前提として、わたしは聡ちゃんがだいすきで、一緒にデビューした健人くんと風磨くんと勝利とマリちゃんがだいすきで、どの組み合わせも魅力的で、5人揃ったときのかっこよくてかわいいSexy Zoneがだいすき。純粋に全員に惹かれる要素を感じてる。コンサートでは彼らのバックについてくれるJr.にも同じくらい大きな声援をおくって、裏方のスタッフさんにも届いたらいいなと拍手をする。様々な年齢、性別、スタンスのファンがいるけれど、同じグループをすきなんだから、みんなでハッピーになれたらいいなって思ってる。

だから、ファン同士の価値観や意見の食い違いとか誰がすきで誰はきらいみたいな争いを目撃すると悲しくなる。

 

平太「不公平ってイヤだよな。何でオレだけって、自分の中に恨みばっかりが積もっていって―—」

中尾「——深井は、どうしてたの?」

平太「ん?」

中尾「だから、病気。自分のせいじゃないのに。いろんなこと恨まなかったの?」

平太「恨んだよ——でも、恨んでも、いいことなんか一つもなかった。っていうか、ひどくなるばっかりでさ。だから、この世は不公平だ。それでいいんだ。って思うようにした——そしたら、そんな目に遭ってるのはオレだけじゃないって気づいた。そうやって、オレは、恨みとか嫉妬とか、ろくでもないモノを、ちょっとずつ小さく折りたたんでいったんだと思う

中尾「——」

平太「ちっちゃくはなるけど、なくならない。きっとオレのどこかに、あるんだと思う」

中尾「——」

平太「同じだよ。オレとお前。同じなんだよ

中尾「——」

(『Q10シナリオBOOK』第5話 #58)

 

平太と同級生の中尾がQ10(ロボット)がどうしてもほしくて、たまたまQ10を手にした平太をうらやんだときにした会話。ちなみに平太は病気で小さい頃からずっと入院してた。世の中は不公平で誰しもネガティブ要素を持っている。みんな同じだけ不公平なんだよ。つまり結局はみんな平等ってこと。

 

わたしはいろんな人の意見を全部間に受けて、みんなが気持ちよくファンできたらいいなとか考えちゃって、意見が違うと思う人たちをバッサリ無視して割り切ることができなくていつも自分にうんざりする。結局傍観者だし、偽善者かもしれないし、どうしようもないことなんだけど。形振り構わず自分の信じる術を貫いてる人のほうがよっぽど正義なんじゃないかって思うときもあるけれど、セクゾンちゃんに関わる全ての人に愛を手向けたい、というのがやっぱり譲れないわたしのポリシーだからわたしなりに貫くことにした。

それと同時に、セクゾンちゃんひとりひとりの本当のことなんてわたしたちは何もわからないし知らないなあ…と思う。大人になるに連れて考え方だって変わるし、この先のことなんてわからない。だけど、今わたしたちに見せてくれている姿が存分に十分にだいすきだったらそれだけでいいじゃんって。そう思うことにした。

 

うーん、、でもやっぱり、コンサートや舞台を観てそれをつくりあげた全ての人たちに拍手をおくれない、最初からそれをわかって観るって、鑑賞者、観劇者としてそんな悲しいことあるのかな。

今よりもっと大きな会場でコンサートするセクゾンちゃんに無数に輝くペンライトと割れんばかりの拍手をおくるのが今のわたしのささやかな夢です。カラフルEyesリリースイベントのときに「東京ドームでコンサートやりたい!」「どんなことやりたいの?」って話してたお兄ちゃん二人が愛しくて心の中に大切にしまってる。そんな日が来たら、そのときの拍手はセクゾンちゃんをはじめステージをつくる全ての人、そして同じ時間を過ごした観客全員へおくりたい。

みんながセクゾンちゃんをハッピーでだいすきでいられますように。そしてセクゾンちゃん5人が何よりもしあわせでありますように。

 

 

 

 

ひとりごとおしまい。聡ちゃん元気にしてるかなあ。

ともあれ、シングルリリースたのしみ!グループでお仕事してると思うとそれだけで今日も元気になるね。