花が咲くころ

世界にひとつしかない薔薇の花束をあなたに贈ります

聡ちゃんの涙

 

わたしは聡ちゃんを思いきり泣かせてあげたいなあと思ってる。

 

なぜなら涙を流してる姿を見たことがないから。
おや?もしや?ってときは度々あったけど、聡ちゃんが取り乱して泣いてるところ、見たことない。
自担を泣かせたいってどういうこと?!はあ??って感じだけど、いじわるしたいとか悲しませたいとかではなく、何かに対して感極まってこみ上げてくる涙、ほっと安心してこぼれ落ちる涙みたいなのを流せる日が来たらいいなあ、と思う。
本人も周りも話すのは、デビュー曲の握手会で泣いちゃったことくらい。勝利やマリちゃんが大泣きした話も最近は聞かないし、風磨くんと健人くんだってようやく個人活動で自分のビジョンをカタチにできるようになって泣けるようになっただろうし…っていうのを存じ上げたうえで聡ちゃんの話するね。
サマパラでもしかしたら…とも思ってたけど、聡マリちゃんは最後まで笑顔を絶やさない天使なスーパーアイドルだった。


聡ちゃんの涙はどこにあるんだろう?

 

 

透明な容器の中に、透明の液体。
Q10「(容器を渡す)」
平太「?」
Q10「私の涙です」
平太「え?コレ、涙なの?」
Q10「これで、私は、もう泣きません」
平太「いや、だってーーー一生泣かないってこと?」
Q10「一生です」
平太「え?ロボットの一生って、何年なんだ?」
Q10「あと、二五〇年」
平太「(びっくり)泣かないの?二五〇年間?ーーー泣きたくなったらどうするの?」
Q10「平太のことを思い出します。平太のことを思い出して、かわりに笑います」


(『Q10シナリオBOOK』 第6話 #58)

 

 


Q10はコンセントにさして充電するようなロボット。「泣きたくなったらどうするの?」の返事が「ロボットは感情ありません」じゃなくて、「平太のことを思い出して、かわりに笑います」なのがめちゃめちゃハイセンス。なんかアイドルみたい。
ちなみに、Q10がいなくなって忘れてしまったあとも、平太はQ10の涙をずっと大切にとっておくんだよ。

 


聡ちゃんの涙はメンバーやファンが預かってるのかもしれないと思った。

 

わたしは落ち込んだり元気がないときに、ライブ映像や雑誌でセクゾンちゃんの姿を見て、うわーーんって泣いたりする。メソメソ自分が泣いてるときも、聡ちゃんはいつも笑ってる。
歌番組のトーク席でも、ほんの一瞬ワイプに抜かれたときも、聡ちゃんいつも誰よりも、ニコニコしてるんだよ。喋り出すとすっとんだド天然だけど、アイドルとしての大枠は隙がない。泣きたい日も絶対あるのに、ファンの前では笑ってる。
わたしたちが見えるところではいつもかわいくてかっこよくて清く美しい優等生。でも、本当は目の前にある不安や膨大な壁にビクビク怯えたりもする一人の男の子。
きっと見えないところではたくさん涙流してるんだよなあ。

 

いつか人前で思いきり涙できる日が来るまで、メンバーが、ファンのみんなが、聡ちゃんの涙を大切に預かっておく。もしそんな日が来て聡ちゃんが泣いちゃったときは、今度はわたしたちが笑ってヨシヨシしてあげたい。

 

いつも笑顔を絶やさない聡ちゃんがだいすき。でもきっと、大粒の涙を流す聡ちゃんもだいすき。ラストティーン、あなたらしいキラキラアイドルでいてね。

 

松島聡くん、19さいのお誕生日おめでとう!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

62本目

かげろう

 

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