花が咲くころ

だいすきなアイドルたちを綴る言葉

色に纏わるエトセトラ

 

2014年頃、まっすーが「メンバーカラーを変えたい」という話をしたとき、ものすごく衝撃を受けた。

 

NEWSのメンバーカラーは、紫・ピンク・黄・緑の四色。
2012年、NEWSとして4人で再出発した彼らへわたしたちがまず、わかりやすく掲げられるシンボルだった。そして2013年、デビュー10周年のツアータイトルにはその四色があしらわれ、彼らとファンを繋ぐかけがえのないものとなっていた。
だから、その話を知ったときわたしは「?」がいっぱいで謎の不安感に襲われた記憶がある。

そして、翌年迎えた『NEWS LIVE TOUR 2015 White』。
ライブの終盤で4人が着ていたのは、小山くんが赤、手越くんが緑、まっすーが青、シゲが紫を基調とした色鮮やかな衣装だった。ジャケットを脱ぐとまた別の色味が顔を出す。新鮮なのにすごくみんな似合ってて、なんか心に響くものがあった。

その後、メンバーカラーが公に変わることはなかった。紫・ピンク・黄・緑の四色は、今もライブ時のマイクの目印になってたり雑誌などのレイアウトに使われてたり、MCで話題に上がったりする。

だけど、彼ら自身からメンバーカラーと呼ばれる色が発信されることはなくなった。

多分これからもない。それでもわたしは彼らのことが変わらずすきだったし、謎の不安はどこかに消えてった。

 

 

そんなこんなで、メンバーカラーって一体何なんだろう?

って考えるのがここ数年のマイブームだった。

 


結局わたしは、メンバーカラーというものに安心感を求めてたんだと思う。
NEWSが4人で活動していくこと、Sexy Zoneは揺るぎなく5人であることを誰かと共有し、自分自身に言い聞かせる安心材料だった。

メンバーカラーの制度、わたしは結構すきなんです。コンサートに行くときは緑のもの身につけたがるし、グループの色合いのものを見つけるとついつい買いたくなる。色分けがあることで彼らに伝えられたこともたくさんあるし。

その一方で、いらないなって思ってる自分もいる。
なぜなら、わたし自身がメンバーカラーに精神面で頼らずにすきなアイドルたちを応援できるようになったから。メンバーカラーに捉われない彼らの姿がめちゃくちゃかっこいいと思ったから。


アイドルグループのメンバーカラーの定義って一つじゃないし、グループによって在り方も違う。色分けを前面に出すグループもあれば、そもそもないグループもあるし、途中で変わったりもする。
答えはなくて、どれも正解。

そう考えるとメンバーカラーって、誰もがパッと見てわかりやすいものでもあり、実はとっても曖昧なものなのかなあって思う。
メンバーカラーに対して疑問を持つ人も少なくて、大概の人がそういうものだって受け入れてる。
何より、誰かによって決められた色を纏うことはとても簡単で安心だ。

だから、まっすーの言ったことは、すごく勇気のあることだなって改めて思う。誰も疑いを持たないことに疑問を投げかける勇気。一度得た安定にとどまらず自分たちの道を突き進む勇気。
メンバーカラーは、自分たちを外に発信する手段の一つに過ぎないこと。自分たちが発信するものに、明確な意志や意味があるのが大切だってことを教えてもらった気がした。

そうやって、自分たちがどうなりたいか考えて変わっていくことは、高みを目指す過程で必要なことなんじゃないかな。

 

 

現在、Sexy Zoneは全国ツアー『SEXY ZONE repainting Tour 2018』の真っ只中。

「repainting」=「塗り足す」というのが大テーマ。
2月に発売されたアルバム『XYZ=repainting』のCDジャケットやツアーパンフレット、ライブの衣装では、わたしたちが見慣れたメンバーカラーとは少し違う差し色を身につけてるのが印象的だった。
あくまで、今年のツアーテーマに合わせてるとはいえ、表向きにそういった姿を見せていくことに新たな挑戦心を感じた。

今のSexy Zoneからは、もう一段上に行きたいという強い意志がヒシヒシと伝わってくる。
自分たちがなれる色を纏うんじゃない。
自分たちがなりたい色を纏う。
自分たちがなりたい自分になる。
まさに、"マイケル・ジャクソンのようなセクシーさ"って感じじゃない?

 

色鮮やかな五色に染まるライブ会場はSexy Zoneらしい。時間をかけて彼らとファンがつくってきた景色だ。
でもわたしは、暗闇と白い光の世界を塗り足したSexy Zoneにもまた、胸の高鳴りを感じずにはいられないのだ。