花が咲くころ

だいすきなアイドルたちを綴る言葉

暗闇と絶景

 

 

"PLEASE TURN YOUR PENLIGHT OFF"

 

会場にアナウンスが入り、カチカチとボタンを数回ほど押してペンライトの明かりを消す。
顔をあげると先ほどまで鮮やかに色づいていたアリーナ一面に、暗闇の世界が広がっていた。

闇の中、大きなセンターステージの上には5人の姿。はじまったのは「Fantasy〜1秒の奇跡〜」。
テクノポップ調の楽曲とレーザーによる光の演出、動くステージ。エレクトリカルで幻想的で、現実離れした空間が会場の中心から浮かび上がってくる。

その景色にうっとりとしながらもふと周りを見渡したときに気がついた。ペンライトだけでなく、液晶モニターなどの明かりも消えていて、光を放つのは彼らだけであることに。客席は息をのむようにセンターステージを見つめる。

 


この曲の本当の演出は、レーザーの光でも動くステージでもない。

それらの技術と真っ暗闇をつかって、あの瞬間、会場全体の視線をたった一点に集めたことだった。

 


大勢の人と広い会場。いろんなお客さんがいて、みんな違った想いを抱いて応援している。積極的に声を出したり踊ったりする人、静かにペンライトを振ってる人、うちわを持ったまま微動だにしない人、双眼鏡で自担ロックオンの人。ライブと言えども、物理的に演出が見切れる席でモニターを見てしまうことだってある。

今日、偶然一緒になった1万人前後の人たちに一点を見つめさせることがどれだけ難しいことなのか、客席にいるわたしたちが一番知ってるのではないでしょうか。

 

 

 

SEXY ZONE repainting Tour 2018』ツアー全公演お疲れさまでした。本当に、本当にだいすきでした。

札幌でのツアー初日。いちばん最初に、このコンサートこれからどんどん良くなっていくだろうなってわくわくする公演だった。

名古屋で公演内容がブラッシュアップされていてめちゃくちゃ感動した。前向きな意味で、2回目で充分満たされた。風磨くんがかいたぎゅっとのDメロみんなで合唱させてもらえてすっごくうれしかった。

聡ちゃんの出身地静岡ではじめてのコンサート。テンション上がったふわふわ聡ちゃんをみんなであたたかく迎えられて本当にうれしかった。
でもね、入った公演はやさしくておとなしいお客さんが多かったのかな。音吸収しちゃう会場だったのかもしれない。あと一息盛り上がりきれなさを感じて、戸惑う本人たちの姿が見え隠れして、ぎゅっとの合唱させてもらえなかったことに大ショック受けて、実は家に帰ってから大泣きした。

会場の奥行き広さ音響とかライティングとか全部全部、やっぱりすごい!すき!ってなった横浜アリーナ。見慣れてきた公演の中、O.N.Eでセンターステージに集まって天に拳を掲げる5人に震えた。ツアーラストの地でも進化しつづける姿にずっと胸がドキドキしてた。

全公演違った良さがあって、短期間でも成長しつづける彼らがすきで、変化を恐れない彼らがすきで、まさに"repainting"しつづけた約1ヶ月半。プロとして全公演同じように完璧にこなすのが当たり前、と言われたらそれまでだけど、変わりつづける彼らが最高にかっこよかった。

なんかもう、わたしが観てるのは、"対聡ちゃん"とか"対Sexy Zone"じゃないんだよね。それで満足なときもあったけど、もうそれだけじゃ足りないんだよ。
わたしにとってSexy Zoneのコンサートは、"対会場にいる全員"になったんだなって思った。全員であの空間をつくってると思うし、つくりたい。
最低限のルールやマナーを守っていれば、コンサートのたのしみかたなんて自由だけど、彼らが求めてくれるなら、彼らの喜ぶ顔が見れるなら、まだ知らない最高の景色を味わえるなら、わたしは声を上げて全力で一緒にステージをつくりあげたいと思う。
オーラスの盛り上がり本当にすごかったけど、わたしは全公演あれくらい盛り上げたいと心の底から思ってるよ。
もっともっとたのしくてハッピーが広がるように。みんなで絶景を観にいけるように。

 

 

 

もしも自分が闇の中にいたら、光を見つけよう、光が差すほうへ行こうとするのが一般的な考え方だと思う。
でも、もしもここが暗闇ならば、まず自分たちが誰かを照らす光になればいい、周りを取り巻く灯火になればいい、というのは斬新ではじめての感覚で、本当にこの子らとんでもねぇなって思う。

 

そんなすごい子たちに出会ってしまったからには、No.1とるしかないでしょ。そういう気持ちが日に日に増していくの。わたしたちは、彼らからもらった光を大切に灯しつづけて。
また今日から、新たな一筆を塗り足していく彼らを照らす幾千もの光でありつづけるよ。