花が咲くころ

だいすきなアイドルたちを綴る言葉

ピーターパン、宇宙へ行く

 


「本日の搭乗券でございます。いってらっしゃい。」

 


入口でデジタルチケットを読み込んでもらい、座席の表記された紙を渡されたときにお兄さんがそう言ってくれた。

この言葉を聞いて、わたしはこれからNEWSのコンサートではなく、EPCOTIAライナーに乗り込むのだと改めて知らされる。
同時に、ああ、今年もNEWSのコンサートに来たんだなあと思うのだった。

『NEWS ARENA TOUR 2018 EPCOTIA』さいたまスーパーアリーナ公演に行ってきた。
彼らが一貫して目指している"つくりこんだ非日常"に拍車がかかった世界、そして「宇宙」という未知の世界がそこには広がっていた。

 


わたしは、ちょうど一年前ブログ(ファンタジーまであと少し - 花が咲くころ)にも取り上げた『日経エンタテインメント!2017年5月号』の特集を思い出した。

デビュー当初や若いうちは、テーマ性やコンセプト性を強くして売り込み、やがて時が経つにつれて等身大やありのままの姿を見せるアイドルが多い。
そんな中で、"大人に向けたファンタジー"という世界観をつくりだす立ち位置を選んだNEWS。そのポジションは今のアイドル界では空席なのではないか?というものだった。

今回会場に来ているファンを見て、大人多いなあ〜!!と思った。
学生時代に友達とコンサートに来ていた人が彼氏と来てたり、お母さんになってちっちゃい子を連れて来てたり。子育て終えた母親世代の人が同世代の仲間と来てたり。
NEWSも全員30さいを超えたけど、一緒にファンも大人になってきたことがお客さん自身から伝わってきた。

去年は、大人になってもファンタジーの世界にいたいのはNEWS自身なのだと思ってた。
だけど、大人になってもファンタジックで日常から離れた"特別な日"を求めてたのは、わたしたちだったんだよね。

NEWSは、年齢を重ねて大人として生きるわたしたちを異空間へ連れていってくれる。
でも、ただたのしい世界にいるんじゃなくて、ネバーランドという地を後にして、宇宙へ旅立つという決意をする。ネバーランドへ永住しそうな人たちをも、全員引っ張り出して次のステージへ連れて行く。

いつまでも挑戦しつづける心を忘れない。
それが、NEWSがコンサートを通して伝えたいことなのだと思った。

 


アリーナの四隅に一人ずつNEWSのメンバーが立ち、披露した「UR not alone」。C&Rやクラップで会場一体となりながらサビを迎えると、待ってましたとばかりに大合唱が始まる。
ど真ん中にあるメインステージのモニターに歌詞が出てるけど、みんなNEWSに向かって歌う。アリーナの四隅にいる彼らに、自分のいちばん近くにいるメンバーに、みんな視線を送る。
この曲は、1番と2番と大サビで全部歌詞が違う。ぶっちゃけ、最初に聴いたときはこんな難しい歌詞覚えられないよ〜と思ったくらい。
でもみんな、歌詞じゃなくてNEWSを見て歌うんだ。

メッセージ性の強いこの曲を2年連続で歌うと決めた彼ら。
彼らを見て全力で声を届ける数万人のファン。
あの光景が、「UR not alone」という曲がみんなにとってどういう存在であるのかを物語っていたと思う。


一つ前のブログに書いたSexy Zoneのコンサートで見た「Fantasy〜1秒の奇跡〜」の話もそうなんだけど、本人たちが発信したいものがあって、それを受けとるファンがいて。
でも実はそれがゴールじゃなくて、それをさらに俯瞰したときに本来予定していたもの以上の何かが生まれる、みたいな。そういう景色が浮かび上がってくるのがコンサートの面白いところだし、すきだなあって思う。

 

今年、NEWSがつくりだす"特別な日"はまだまだ終わらない。
灼熱の太陽、沈む夕日、星空の下。
熱い夏が彼らを呼んでいる。