花が咲くころ

だいすきなアイドルたちを綴る言葉

青春は追いかけてくる


ここ数ヶ月間で、わたし、自分が思ってるよりずっとNEWSのことがすきだったんだなって思った。


普段、テレビや雑誌のチェックもテキトーで、ラジオはだいぶすっぽかしてるし、コンサートもここ数年は年に一回入れれば満足。

都合よくイイとこどりで応援してきたつもりだったけど、結構すきだったみたい。

なんでなんだろうな〜って考えた。
もちろん彼らのファンだからなんだけど、ただかっこいい!かわいい!キャー!って、アイドル本人だけに興味があるのであれば、“すき”に対してこんなにいろんな感情は生まれないと思ったから。
でね、この“すき”には何が詰まっているのか考えてみたんだ。

 


思い返せば、NEWS、KAT-TUN関ジャニ∞がすきな人にはめちゃくちゃ出会ってきた。学生の頃、同級生のジャニオタは他の先輩後輩グループを差し置いて圧倒的You&J率で、多分“You&Jに憧れるドンピシャ世代”ってやつだったと思う。

ものすごい応援する前から自然にNEWSの子たちが出てるドラマを見てたし、同級生との話題に上がったし、何よりわたしがはじめてすきになったジャニーズがNEWSだ。

高校生のとき放課後の教室で、友達とNEWSの新曲の振付けを練習したこと。

大学生のとき気がついたら、なぜか他学科やバイト先でNEWS友達が増えてたこと。

校内で、NEWSのツアーバッグを持ってる人をかなりの頻度で見かけたこと。

ちょうどスマホが普及しツイッターが流行りだして、波長の合うオタクと出会ったこと。

そうやって出会ってきた友達との関係が今日もつづいていること。

こんなこともうないだろうなあって思う。もしこれらがなくても、普通にたのしい学生生活だったかもしれないけど、やっぱりNEWSがいてくれてすごくたのしかった。

 


毎年、NEWSのコンサートは家族と行く。
母、わたし、妹二人の4人。

母はズボラでめちゃくちゃ仕事人間。
わたしが男だったら絶対に結婚しないタイプ。

次女は派手なギャルで、ファッションや遊びの方向性はまず合わない。
同級生だったら絶対友達になれないタイプ。

末っ子は人目をはばからず我が道突き進む二次元オタク。
同級生だったら絶対友達になれないタイプ。


年齢も性格も各々予定もバラバラな家族が、年に一度NEWSのコンサートの日は、みんな意地でも予定をあけて集まる。
同じ曲、同じ映像、同じコンサートを見て感動を共にする。

ここ数年は、家族全員で食事をする機会も少ないんだけど、終わったあとは居酒屋に転がりこんでごはんを食べる。帰りは父親が駅まで迎えに来てくれる。
東京公演が当たらなくてみんなで神戸に行ったこともあったし、豪雨に打たれてびしょびしょになったこともあった。
学生だったわたしは社会人となり母をコンサートに連れていってあげられるようになったし、次女もすっかり大人になり、幼くてコンサートを最後まで見ていられなかった末っ子は自らペンライトを振り声を出して応援するようになった。

不思議だなあと思う。当たり前のようで当たり前じゃない。でも、これがないライフスタイルはちょっとさみしい。
NEWSが繋いでくれた我が家の形だと思う。

 


わたしには、NEWSがいなかったら生まれなかった人との出会いや思い出がたくさんある。

ひとりではなくみんなで、NEWSのことを数えきれないくらい共有してきた。

それはまるで、キラキラと輝く欠片がたくさん集まっていくようでひたすらに夢中だった。
でもあるとき、それが輝いて見えるのは自分と仲間だけで、他の人にはくすんだ石ころにしか見えないことに気づくの。
嘘だ偽りだと言う人もいてわたしおかしいのかな?って思うんだけど、わたしたちの目の前にあるそれは、幻なんかじゃなく確かにそこに存在する。
良し悪しでも勝ち負けでも怪しい信仰とかでもなくて純粋に、自分が見つけたそれらが今ここにある限り、大切にしたいと思った。


今年の春以降、久しぶりにオタク友達とごはん行っちゃったり、数年ぶりに学生時代の友達と連絡とったりしたの。
なんでだろう、なんでだと思う?

友達とはどんなに久しぶりでも会えば昨日のつづきのように話に花を咲かせ、貴重な家族との時間は彼らの話題で盛り上がる。

きっとそれは、わたしだけじゃなくて、何十万人って人がたくさんの場所で連ねてる。
時間をかけて少しずつ、“NEWS”はNEWSのメンバーや歌やダンスやコンサートとかいろんなものを通して、本当にたくさんの“みんな”にとってかけがえのないものになってきたと思う。


だから、わたしはNEWSがすきなんだ。


NEWSのことを考えると思い出す、景色とか、出会いとか、泣いたり笑ったりしたこととか。追い風が吹きつけるようなこの感情をきっと「青春」と呼ぶのだろう。

 


一度死んでまた生き返りすぎだし、立ち止まりすぎだし、何度だって賽を振りすぎだし、何万回もどん底にいきすぎだけど、人生ってそんなもんなのかも。
“笑えるほど愚かで 泣けるほど愛しい”って言葉が、沈んでいってしまいそうなキラキラの欠片をそっと掬い上げてくれるような気がしたよ。


NEWS結成15周年おめでとう。


永遠とか絶対とか一生とかはいらないから、あともう少しだけそばにいてください。