花が咲くころ

世界にひとつしかない薔薇の花束をあなたに贈ります

この世界に魔法はない


この世界に魔法はないんだなあ。


2019年12月25日、イルミネーションが輝く街並みと暖かな表情をした人々が行き交う聖なる夜にぼんやりと思った。

 

 

来春のSexy Zoneのライブツアー決定のメールを見て、2020年なんて来なければいいのにと思った。

聡ちゃんは出演しない。薄々わかってはいたけどやっぱりショックで、ツアー決定を素直に喜べない自分が悲しかった。

聡ちゃんが今どうしてるのか何もわからなすぎて本当に心配だし、もう会えないんじゃないかって心の底から不安になった。

 


すきなアイドルに対して自分がどうにかできることなんてほとんどない。それは重々にわかってる。

だからといって聡ちゃんが休んでいる間、次に動きがあるまでは仕方がないのだと、彼のいないグループをすんなり受け入れたり、他のものへ興味を移したりできるほど、わたしは聞き分けのいい大人にはなれなかった。

 

 

この一年と一ヶ月間。

何度も何度も、聡ちゃんや5人のSexy Zoneが夢に出てくるんだ。

その度に朝飛び起きて、公式ホームページはもちろん、テレビのワイドショーやネットニュースを隈なくチェックしてしまう。

今度のカレンダーだって、夢に出てきたカレンダーには5人いて、もしかしたらいるかもしれないってそんなわけないのに予約してしまった。

 


Sexy Zoneのことがだいすきで、一人一人のことがだいすきなのに、聡ちゃんがいないだけで純粋にかわいい!最高!って言えなくなった。

聡ちゃんなしで活動するグループをまっすぐに見れなくて、逆に変に匂わされるのもイヤで、何かもう矛盾しててぐちゃぐちゃなんだ。

頭では全部全部わかってるのに、心がついていかないし、平然とまわっていく世界が怖い。

時間が経つほどに複雑な気持ちが増して、どんどん塞ぎ込んだ。

"自分のだいすきなグループからいちばんすきな人がいなくなるかもしれない。"

考えてしまうのは最悪の事態ばかりだ。


不安、心配、寂しい、悲しい、苦しい、つらい。

わたしは、ネガティブな感情になる自分をものすごく責めた。

がんばってる聡ちゃんや他のメンバー、たのしんで応援してるファンに失礼じゃないかって。不満を持ったり早く会いたいなんてわがままを言ってはダメだって思ってた。

本当は怖くて怖くてたまらないのに、格好つけて平気なフリしてる自分にいちばんムカついた。

 

 

クリスマスの次の日、わたしなりに限界を感じて信頼してる友人に思ってることを伝えた。

友人は「会いたいんだから、悲しくなったり辛くなって当たり前だよ」って言ってくれた。

その言葉にめちゃくちゃ心が救われた。

そうやって思っててもいいんだ、すきで大切だからこその感情なんだ。

そう思ったら、涙がとまらなかった。

 


やっぱりわたしは、聡ちゃんがいないSexy Zoneは寂しいし悲しいし苦しいしつらいし、5人に会いたいって思う。

会いたいよ。


魔法はないけど、わたしは諦めないし期待したいし信じていたい。

 

 

もうひとつ、友人が気づかせてくれた大切なこと。

聡ちゃんがおやすみするって知ったとき真っ先に思ったこと。


「だいすきだからゆっくり休んでほしい」


この気持ちだけは絶対に忘れないでおこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

ひとつ前のブログを今年〆にするつもりでしたが、やっぱり最後に自分の正直な気持ちを綴っておくことにしました。

今度こそ、今年もありがとうございました!


21本目

フロウ

 

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薔薇21本の花言葉は「心からの愛」