花が咲くころ

世界にひとつしかない薔薇の花束をあなたに贈ります

勝利くんが紡ぐ言葉

 

勝利くんの書く詞がすきだ。

 

やわらかいのに具体的でちょっと不思議。
歌としてさらりと聴いてると「?」と感じる部分も、その意味を理解するとグッと愛着が湧く。そんな感じの言葉たちがわたしはだいすきだ。

 

君がいる 僕がいる ただそれだけで世界は
永遠ハーモニー 奏でるんだ

(キミのためボクがいる)

夜空を見てるとき あの星たちはあんなにもくっついて見えるよ
でも近くにいってみたら こんなに離れている
星にはあたりまえ

(きみを離さない きみを離れない)

右が左で 左が右になるね いつだって

(おなじ空の下)

制服を脱ぎ捨てたって
街で デート したって 変わらない
ちょっとだけさ 子どもっぽいの
隠しきれない

(好きだよ)

ずっと見ていたかった
ホラー映画を
君と離れたくない

(Everyday Love you)

Sky! どのくらいいつまで待たせてる
Rain! 降れば君と二人に
雨粒に誘われてさ
屋根があるとこに逃げようか

(Sunshinesmile)

 

勝利くんの書く歌詞の中でも、特に恋うたがすき。個人的に、アイドルに歌ってほしい恋うたってこういうのだよね!!って思うような詞を書いてくれるんだよなあ。
すきな子と離れないためにホラー映画を観たり、雨が降ってくれれば屋根の下で君と二人になれるんだけどなあとか、すごくかわいらしくない??シャイだけど下心がないわけじゃないし彼女の前ではかっこつけてたい一生懸命さみたいなのが伝わってきて、恋愛映画をイチャイチャしながら見るとか、浜辺で追いかけっこしましたとかより、何倍もときめいちゃう。

勝利くんの詞は、どれも独特の言葉選びとニュアンス、彼にしか生みだせない不思議なトーンがあってすごくかっこいい。

 

 


もうひとつ、わたしがはじめて読んだときからずっと宝物にしてる勝利くんの言葉について話したいと思う。

 

紅白に三年連続出場できる事をとても光栄に思います。ジャニーズで1番若い僕たちが1番多彩なステージを披露したいです。5色の鮮やかさを楽しんで下さい。真っ赤な闘志を燃やし真っ白な気持ちで歌を届けます。(佐藤勝利)

(第66回紅白歌合戦出場歌手 メッセージより)

 

この文章、すごいと思いませんか?

2015年末、Sexy Zoneが『Cha Cha Cha チャンピオン』を歌った年、紅白歌合戦ホームページの出場歌手紹介ページに掲載されたメッセージ。
毎年公式ホームページに掲載される出場歌手からのメッセージ。実際のところ、恐らくスタッフさんサイドが提出したと思われるコメントのアーティストも多い中で、勝利くんの言葉はひときわ光って見えた。
きちんとした中にある遊び心と熱い気持ち。この短い文章を読んだだけで、パフォーマンスに期待をよせ、まるで白黒の文字が色づいて浮かび上がるくらいに胸が高鳴ったのを覚えてる。みんなに平等に与えられた文字と短い字数の中で、これだけ奥ゆきのある表現ができる勝利くんすごいなあと心を打たれた瞬間だった。

 

恐らく小さいころから、顔が綺麗とかかっこいいとかかわいいとか、耳にタコができるほど言われてきたであろう勝利くん。
確かに、わたしが今まで出会った人類の中でいちばん顔が小さいし、ライブなどでは毎度見惚れてしまう容姿なのは事実。

でもそんな彼は、誰よりもものごとの本質をきちんと考えて発言し行動したり、人の内面と向き合って接することができる人。一見、真面目で優等生っぽいけど、頭の中は宇宙みたいに広大でいろんなことを考えていて、とってもユニークでおちゃめ。
多分、勝利くんの本当の美しさはそういうところなんだろうなって、彼が生みだす詞や言葉が教えてくれてる気がする。

だから、佐藤勝利に最初に「言葉」を与えたジャニーさんさすがだなあと思った。
デビューしてすぐ俳句とか作詞とか何かすげぇな…って正直そのときは思ってたけど、ジャニーさんはあなたの“特別かっこいい”本質を誰よりも先に知っていたんだね。


顔面人間国宝とか、存在がキラキラしてるとか、それもあなたの素晴らしいところ。
だけど、ライブのMCでキレキレのツッコミをしたり、曲中のセリフで声が裏返っちゃったり、生放送で全力でモノマネやったり、よくわからないツボで声出ないほどゲラゲラ笑ってたり、ほんとは泣き虫でステージ上でよく涙堪えてたり、しっかり者に見えて甘えんぼさんだったり、そんな愛され勝利ぽんだってこと。
そっと誰かに寄り添ったり、でも自分の弱さは隠したり、家族想いで友達想い、誰よりもSexy Zoneが5人であることを大切にし、ステージに立てば何にも代えがたい華やかさと強さを放つ、そして言葉を多彩に操れる表現者佐藤勝利だってこと。
わたしがSexy Zoneを応援して少しずつ知っていった勝利くんは、そういう輝きを持った人だよ。


22さいのお誕生日おめでとう。
勝利くんの言葉は、文字にして読み込んだり、何度も聴き込んだりすると感じるあったかさがあるの。そして、人をしあわせにする。
本当に本当に、何度もあなたの言葉に助けられてやさしい気持ちにしてもらってきたよ。ありがとう。

すっかり大人になった勝利くんに、また5人で歌う曲の歌詞を書いてほしいと思ってる。
もちろん、恋うたで!待ってます!

 

 

 

 

 

 

 

 

今回から、一つのブログ記事で1輪、薔薇の花と花言葉を載せていきたいと思う。
ブログの内容とは関係なく、これはこれ、という感じ。何でこんなことはじめたかはもうしばらく先のおたのしみ…ということで。
薔薇は花言葉がたくさんあるから面白いよね。これから花のある生活をたのしみたいと思います。

 

1本目
クレイジートゥ

 

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薔薇1本の花言葉は「ひとめぼれ」

 

 

青春は追いかけてくる


ここ数ヶ月間で、わたし、自分が思ってるよりずっとNEWSのことがすきだったんだなって思った。


普段、テレビや雑誌のチェックもテキトーで、ラジオはだいぶすっぽかしてるし、コンサートもここ数年は年に一回入れれば満足。

都合よくイイとこどりで応援してきたつもりだったけど、結構すきだったみたい。

なんでなんだろうな〜って考えた。
もちろん彼らのファンだからなんだけど、ただかっこいい!かわいい!キャー!って、アイドル本人だけに興味があるのであれば、“すき”に対してこんなにいろんな感情は生まれないと思ったから。
でね、この“すき”には何が詰まっているのか考えてみたんだ。

 


思い返せば、NEWS、KAT-TUN関ジャニ∞がすきな人にはめちゃくちゃ出会ってきた。学生の頃、同級生のジャニオタは他の先輩後輩グループを差し置いて圧倒的You&J率で、多分“You&Jに憧れるドンピシャ世代”ってやつだったと思う。

ものすごい応援する前から自然にNEWSの子たちが出てるドラマを見てたし、同級生との話題に上がったし、何よりわたしがはじめてすきになったジャニーズがNEWSだ。

高校生のとき放課後の教室で、友達とNEWSの新曲の振付けを練習したこと。

大学生のとき気がついたら、なぜか他学科やバイト先でNEWS友達が増えてたこと。

校内で、NEWSのツアーバッグを持ってる人をかなりの頻度で見かけたこと。

ちょうどスマホが普及しツイッターが流行りだして、波長の合うオタクと出会ったこと。

そうやって出会ってきた友達との関係が今日もつづいていること。

こんなこともうないだろうなあって思う。もしこれらがなくても、普通にたのしい学生生活だったかもしれないけど、やっぱりNEWSがいてくれてすごくたのしかった。

 


毎年、NEWSのコンサートは家族と行く。
母、わたし、妹二人の4人。

母はズボラでめちゃくちゃ仕事人間。
わたしが男だったら絶対に結婚しないタイプ。

次女は派手なギャルで、ファッションや遊びの方向性はまず合わない。
同級生だったら絶対友達になれないタイプ。

末っ子は人目をはばからず我が道突き進む二次元オタク。
同級生だったら絶対友達になれないタイプ。


年齢も性格も各々予定もバラバラな家族が、年に一度NEWSのコンサートの日は、みんな意地でも予定をあけて集まる。
同じ曲、同じ映像、同じコンサートを見て感動を共にする。

ここ数年は、家族全員で食事をする機会も少ないんだけど、終わったあとは居酒屋に転がりこんでごはんを食べる。帰りは父親が駅まで迎えに来てくれる。
東京公演が当たらなくてみんなで神戸に行ったこともあったし、豪雨に打たれてびしょびしょになったこともあった。
学生だったわたしは社会人となり母をコンサートに連れていってあげられるようになったし、次女もすっかり大人になり、幼くてコンサートを最後まで見ていられなかった末っ子は自らペンライトを振り声を出して応援するようになった。

不思議だなあと思う。当たり前のようで当たり前じゃない。でも、これがないライフスタイルはちょっとさみしい。
NEWSが繋いでくれた我が家の形だと思う。

 


わたしには、NEWSがいなかったら生まれなかった人との出会いや思い出がたくさんある。

ひとりではなくみんなで、NEWSのことを数えきれないくらい共有してきた。

それはまるで、キラキラと輝く欠片がたくさん集まっていくようでひたすらに夢中だった。
でもあるとき、それが輝いて見えるのは自分と仲間だけで、他の人にはくすんだ石ころにしか見えないことに気づくの。
嘘だ偽りだと言う人もいてわたしおかしいのかな?って思うんだけど、わたしたちの目の前にあるそれは、幻なんかじゃなく確かにそこに存在する。
良し悪しでも勝ち負けでも怪しい信仰とかでもなくて純粋に、自分が見つけたそれらが今ここにある限り、大切にしたいと思った。


今年の春以降、久しぶりにオタク友達とごはん行っちゃったり、数年ぶりに学生時代の友達と連絡とったりしたの。
なんでだろう、なんでだと思う?

友達とはどんなに久しぶりでも会えば昨日のつづきのように話に花を咲かせ、貴重な家族との時間は彼らの話題で盛り上がる。

きっとそれは、わたしだけじゃなくて、何十万人って人がたくさんの場所で連ねてる。
時間をかけて少しずつ、“NEWS”はNEWSのメンバーや歌やダンスやコンサートとかいろんなものを通して、本当にたくさんの“みんな”にとってかけがえのないものになってきたと思う。


だから、わたしはNEWSがすきなんだ。


NEWSのことを考えると思い出す、景色とか、出会いとか、泣いたり笑ったりしたこととか。追い風が吹きつけるようなこの感情をきっと「青春」と呼ぶのだろう。

 


一度死んでまた生き返りすぎだし、立ち止まりすぎだし、何度だって賽を振りすぎだし、何万回もどん底にいきすぎだけど、人生ってそんなもんなのかも。
“笑えるほど愚かで 泣けるほど愛しい”って言葉が、沈んでいってしまいそうなキラキラの欠片をそっと掬い上げてくれるような気がしたよ。


NEWS結成15周年おめでとう。


永遠とか絶対とか一生とかはいらないから、あともう少しだけそばにいてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

23本目

友禅

 

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トレンドワードは #国民的Sexy

 

この間、平凡BRUTUSをしっかり読んだら面白かった。
今をときめくアイドルたちのグラビアページも素敵だけど、わたしが知らない約30〜70年前の娯楽雑誌とスターと読者。その関係性が興味深かった。
手元にある人は是非、真ん中に挟まったザラリとした紙質のページを広げてみてほしい。

 

まずは芸能人のグラビアがとても充実していた点。テレビが普及していなかった当時、映画館でしか見られなかった俳優の姿を家の中で見られる。これがどれほど魅力的なことだったかは想像に難くありません。さらに、その頃は五社協定(映画会社に所属している俳優は自社の映画にしか出演できないという協定)がありましたが、『平凡』のグラビアではそれに関係なく映画会社の垣根を越えた俳優の共演ができました。ほかにも、時代劇俳優の洋服姿など、雑誌ならではの強みを生かしたグラビアが毎月のように見られたわけです。
(BRUTUS 2017年3月1日号)

"歌本"とは、流行歌の歌詞とそれを歌っている歌手の写真、場合によっては楽譜までが一緒に掲載された冊子のことです。(中略)当時はみなラジオから流れてくる流行歌を聴きながら、その歌詞を紙にメモして覚えていたといいますし、歌詞だけが朗読される時間を設けた『ラジオ歌謡』という番組もあったくらいですから、"歌本"の需要は相当にあったんでしょう。
(BRUTUS 2017年3月1日号)

『平凡』には毎号、別冊付録『HEIBON SONG』が付いていた。『明星』の付録『YOUNG SONG』とともに、通称「歌本」と呼ばれたが、貴重な情報が満載で、これが目当ての読者も多かった。
まずは「歌詞」。レコードを買わなくても、今ヒットしている曲の歌詞をすべて把握できたのは歌本のおかげだった。筆者も昔、歌本を見て、桑田佳祐が何を歌っているのかよく確認したものだ。
さらに、弾き語り派には嬉しい「コード進行」が歌詞の上に必ず載っており、曲によっては楽譜まで掲載。歌詞の下には、レコーディング秘話が掲載されていたり、アルバム全曲特集もあったりと、楽曲自体を楽しむ層には至れり尽くせりの内容だった。
速報性も売りで、レコーディング前に入手した新曲の歌詞をいち早く掲載することもあった。だが、録音時に歌詞が差し替わり「あれ?レコードと違うぞ」ということも。編集部が別班を作って制作していた歌本は、Webなき時代の「神本」だったのだ。
(BRUTUS 2018年3月1日号)

「平凡友の会」とは、もとは読者投稿欄のタイトルでした。当時は個人情報に対する意識が今と違っていたので、投書をした人の住所が番地まで載っていました。そしてそれを読んで興味を覚えた読者が投稿者に手紙を送り、文通に発展することがよくあったようです。
50年代の前半には、読者の文通したいという希望に応え、「平凡友の会」とは別に「お便り交換室」という文通欄が作られたほどです。これに掲載されると、600〜800の手紙が送られてきたそうです。多い人では1000通以上も届いていました。
こうした事態を受け、『平凡』は「平凡友の会」という会員制の文通用名簿を作るに至ります。より興味深いのは、「平凡友の会」の会員たちが、地域ごとに自発的に集まり始めたことです。集まって何をしたかといえば、支部でのレクリエーションや、その地域に巡業に来たスターを楽屋や旅館で囲んでの撮影会や座談会です。50年代前半に始まったこの文化は、60年代前半には衰退してしまいます。しかし、この「平凡友の会」の会員数は10万人以上だったというから驚きです。日本の雑誌史上おそらく最大規模の読者組織だったといえるでしょう。
(BRUTUS 2017年3月1日号)

「スターはファンにとって、仰ぎ見る存在であった。スターはファンの生活の"彼岸"にいた。スターはスクリーンのなかに住む架空のイメージだった。『平凡』はそのスターを、ファンにとって身近な存在にした」
(BRUTUS 2017年3月1日号)


わたしはこのときの時代や世界を知らないけれど、めちゃくちゃわかる!わかるよ!って気持ちになった。え、めちゃくちゃわかるよね??

今と全然変わらないじゃんって思った。
すきなスターの貴重な一面を見たい、新曲の歌詞をいち早く入手したい、裏話を知りたい、共通の感覚を持つ人と知り合い、喜びも悲しみも誰かとわかちあいたい。
現代とやり方や手段は違えども、狭い世界に広がる宇宙感。
ハチャメチャで斬新で怖いもの知らずで無我夢中。
いつの時代も、流れる時間軸を先駆けてきたのは「若者」と呼ばれる存在だ。


ただ、変わったなと思ったのは、スター自身から世の中に歩み寄れる時代になったなあということ。
インターネットが普及して、俳優、アイドル、芸人、モデル、スポーツ選手、政治家、あらゆる有名人がわたしたちとSNSという同じツールの中に生息できるようになった。

そんなご時世で、自身が踏み込めない世界にファンの力を借りて踏み込んでいく健人くん、ものすごく逞ましい。めっちゃ司令塔だし使いこなしてるよね。笑
でも、同じツールにはいられない少しの不自由さや遠さこそが、人々の興味をひき、ひとつのムーブメントを起こすきっかけになってるんじゃないかなあとも思う。


ハッシュタグ」とは「#」のあとにキーワードつけてタグ化したもの。TwitterFacebookInstagramなどのSNSで利用できる。ハッシュタグが最初に使われたのは2007年。日本語で利用できるようになったのは2011年7月。
2011年にデビューした今を生きる彼らにとってぴったりなアイテムなんじゃない?

何十年経ってお母さんとかおばあちゃんになった頃、こんなの使ってた時代あったねって思い返す日が来るのかなあ。

 

 

 

とか言って、このタイトルでブログをあげたかっただけなんだよね〜!笑

あと偶然なんだけど、スペシャルドラマ『ヒーローを作った男 石ノ森章太郎物語』で石ノ森章太郎赤塚不二夫が出会うシーンを見て、ワァ〜〜〜!!!って胸が高鳴った。どんなジャンルも、娯楽は人々の心を豊かにするね。


トレンドに直接は繁栄されないけど、気持ちだけでも届いたらいいな。

 

 

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26本目

ライラ

 

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はじめまして!僕たちが、

 

「「「「「24時間テレビ!人生を変えてくれた人!!」」」」」

聞き馴染んだ声がして咄嗟に顔をあげると、よく知ってる5人がザリガニと格闘しているテレビCMだった。


いよいよだ。
Sexy Zoneが初のメインパーソナリティーを務める24時間テレビの季節がやってきた。

 

 

「いつかSexy Zoneで武道館の舞台に立って24時間テレビのメインパーソナリティーをやることが夢でした」

メインパーソナリティー発表会見での健人くんの言葉。この言葉の意味は、少し特別な気がする。


24時間テレビのメインパーソナリティーを務めるというのは、ジャニーズのデビュータレントにとって憧れのような登竜門のような伝統のような…誰でもできるわけじゃない、誰もが挑戦したいと思う大仕事だ。

ただ彼らの、特に年上の健人くんと風磨くんの言う24時間テレビへの憧れは、そういう意味もあるけどちょっと違う意味もあるのかなって思う。

自分たちが、ものごころついたときから毎年恒例のように見ていた番組、子どもながらにすごいと感じた番組、夏休みの終わりを感じた番組。
テレビの前でジャニーズになることを夢見てた少年たちが、24時間テレビのメインパーソナリティーを担うときが来たのだ。

メインパーソナリティーという看板をジャニーズタレントが背負ってきたのは2003年から。
今日までの「16年間連続」はそういう「16年間」だし、Sexy Zoneの「24時間テレビをやりたい」はこういう「やりたい」だ。

 

 

メインパーソナリティーをやるにあたってわたしが気になっていたこと。
"みんなはSexy Zoneのこと知ってるの?"ということだった。
果たしてどれくらいの人が顔と名前が一致してるのか。先輩グループのようにいかないこともたくさんあるだろう。
え、大丈夫なの?めちゃくちゃ不安!!

と思っていたけれど、4月と7月に放送された特別冠番組Sexy Zoneのたった3日間で人生は変わるのか!?』を見てちょっと変わった。
5人それぞれが未知の世界へ飛び込み、3日間の修行を経て成果を披露する。
もちろん完璧ではない。だけど心に響くものがある。そんな番組だ。

この番組を見て、彼らをすきになった頃の気持ちを思い出した。一生懸命さや必死さガムシャラさ、そして何にも代えがたい華やかさ。そこには、器用な言葉を並べるよりも伝わるものがある。
これだな。今の彼らだからこそ表現できることを見てもらえればいいんだなって思った。

勝手に発表があった1月末から、"本番までにSexy Zoneを世の中の人たちに知ってもらわなきゃいけない"と思ってた。
でも、"24時間テレビを皮切りにSexy Zoneを知ってもらう"、こっちだったんだなって思う。


「はじめまして!僕たちが、Sexy Zoneです!」


そんな気持ちで、挑みたいね。

 

 

わたしは、Sexy Zoneを知らない人たちにSexy Zoneを知ってもらいたいと思う。

ルックスの整った優等生アイドルに見える彼ら。
だけど、顔をくしゃくしゃにして笑うこと、めちゃくちゃ喋ること、味のあるツッコミをすること、笑っちゃうくらいバカなこと、誰よりもみんなのしあわせを願っていること。

そして、

 

「例えば日本が災害に遭った時にパフォーマンスをしたら皆に元気を与えられるような、影響力を持つナンバーワンのグループになりたい」(菊池)
(読売新聞 2018年2月12日)

 

災害や病気、悲しいことやつらいことは起きないに越したことない。でも、そうならない平和を願うのではなく、もしも起きたときにみんなを元気する、力になれる存在でありたいって考える。
そういうピースフルさを持っていること。

そんな彼を、共に同じ方向を見る5人を、大きな舞台に立つ人として心から信頼してる。

 

 

本屋さんで一面彼らの表紙の平置き雑誌を見たとき、汐留でディスプレイプロモーションを見たとき、はじめてテレビCMを見たとき。うれしくてうれしくて鳥肌がたった。


健人くん、風磨くん、勝利くん、聡ちゃん、マリちゃん。

いつかの自分たちがそうであったように、今度はみんなが誰かにとって"人生を変えてくれた人"になる番だ。

 

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24時間テレビ41 愛は地球を救う 「人生を変えてくれた人」』は、8月25日・26日放送。

わたしは、だいすきなあなたたちに精一杯の声援をおくるよ。

がんばれ!Sexy Zone!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

27本目

エスパーニャ

 

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NEWSが歌う、夏のうたと愛のうた

 

"NEWSが歌う、夏のうたと愛のうたを集める。"

 

本当は、NEWSが24時間テレビのメインパーソナリティーを務めた二年前、「夏」という季節と2016年の番組テーマだった「愛」にあわせてやろうと思ってたもくろみだった。

コツコツと「夏」と「愛」にまつわる歌をリストアップしていたデータをパーにしてしまい、そのときショックを受けて途中で断念…。そんなわけでお蔵入りしてた内容。
もうやる機会ないかな〜と思ってたけど、少し前に下書きに残されたタイトルだけの記事を見つけて、なんとなく今かなって思って再チャレンジすることにした。

二年越しのおたのしみ企画。
わたしの独断と偏見で選出した曲たち。

 

     夏のうた

 


      愛のうた
  • 愛言葉
  • 愛なんて
  • 愛のマタドール
  • 愛はシンプルなカレーライス
  • 紅い花
  • あなたがとなりにいるだけで
  • 2人/130000000の奇跡
  • 生まれし君へ
  • LPS
  • Quntastic!
  • Silent love
  • Supernatural
  • Say Hello
  • Touch
  • チェリッシュ
  • DREAMS
  • NEWSニッポン
  • NEVERLAND
  • Happy Birthday
  • Forever
  • 4+FAN
  • ベサメ・ムーチョ〜狂おしいボレロ
  • 星をめざして
  • White Love Story
  • みんながいる世界をひとつに 愛をもっとGive&Takeしましょう
  • 夢の数だけ愛が生まれる
  • UR not alone
  • UFO
  • 四銃士
  • LIVE
  • Love Melodies

 

 

曲のタイトルを並べたところで何かが起こるわけでもなく、タイムリーでもなんでもないので、これ以上もこれ以下もなし!解散!
と、言いたいところなんだけどちょっとだけ。


夏のうたは、「NEWSと夏」っていう夏うたプレイリストをつくるくらいにはすき。
テンポよくてキャッチーで軽くてチャラくて気楽に聴ける、アイドルソングはこうでなくっちゃ!と個人的には思ってるので、そういう曲が多くてたのしい。

愛のうたはね、重い!!(笑)もちろんすきだよ?すきだけど、改まって集めるとちょっと胃もたれしそうだな〜〜てなる。
概要的に集めてみるとざっくり、恋愛的に激重な愛と総体的で大きな愛にわかれるし、コアな曲から馴染みやすい曲まである。"「愛」を歌った曲"と"愛される曲"はときに別だったりもするのかな、とも思ったり。

わたしは、夏うたと冬うただったら9:1で夏うたが聴きたいし、恋のうたと愛のうただったら9:1で恋うたが聴きたい。いつまでも質より量の思春期食べ盛りの中学生みたいな感じ。まあでも、いい大人こそ大概そうよねって。


二年前のわたしは、これをやって何を言いたかったのかなあ。全然覚えてないし、個人的な好みの曲の話をしたかったわけでもないんだけど、この前ちょうどこのときの24時間テレビの編集をしたのね。まるごと録画したまま二年間放置してて、このままでは我が家のHDDに今年の24時間テレビが入らないぞ!となり重い腰を上げたという…。
久しぶりにオープニングの登場シーンやみんなで踊ったよさこいとか見たらジーンときてしまったなあ。夏も愛もつまったいい思い出。

 

季節はかろうじて肌身で感じられるけど、恋とか愛とか目に見えてはっきりわからないものを共有するのって大層なことだなあと思う。
夢みがちな恋に日々キュンキュンときめいたり、ある日突然愛の一撃にグッと心を掴まれたり、夢や希望をもらったり。歌でそういう思いをシェアできるのって面白いよね。

これからもだいすきなアイドルたちと、遠くの知らない誰かと、自分の大切な人たちと、NEWSのうたでいろんな気持ちをわかちあえたらいいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

28本目

ブルジョア

 

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ただそれだけだったのに

 

 

どうしていつもこうなっちゃうんだろう。

どうしてこうなっちゃうの?

いっつもいっつもいっつもいっつもいっつもいっつもいっつもいっつもいっつもいっつもいっつも、

いっつもこうじゃん。

なんで?

なんでなの?


今回の一件がどうとか、今まで起きたことがどうとか一旦置いておいて、

みんなコツコツがんばって、お仕事もらって、一生懸命こなして、ファンも盛り上がって応援していよいよだね!ってときにいつも絶対何かしら問題が起きる。

あのときもあのときもあのときもあのときもあのときも、

それのくり返し。

なんで?

ことごとく、まわってきたプラスの運とかツキとか縁とかタイミングとかを掴みとることを許してもらえなくて、マイナスなものに苛まれて邪魔されて。

大きく全体通して見てそんなに悪いことした?

なんで今なの?

アニバーサリーイヤーさえ心穏やかに平和にお祝いすることも許してもらえないの?

15周年ライブさせてもらえることになって、夏クールのゴールデン連ドラの主演決めてメンバー全員出させてもらえることになって、四年に一度のサッカーワールドカップのテーマソングにしてもらってそのCD発売日が目前に迫って、まだ言えてないたのしみもあるよって言ってくれてて、やっと大きい波がきたって、本当に本当に本当に、本当にたのしみにしてたのに。

さすがに神さまいじわるすぎるって思った。

 

 

故意じゃないことくらいわかってるよ。彼らのこと良いように吊るし上げて、自分は罰せられずのうのうと生きてる汚いやつがいることくらいわかってるよ。

でもさ、

よりにもよって、誰しもがいちばんやってほしくないと思ってたことじゃん。己で己の首絞めるみたいになっちゃってさ。いちばんやってほしくなかったことだよ。

 

 

何が正しいとか間違ってるとかもうわかんないけど、

わたしが、いちばんたのしいって思うコンサートやってくれるの世界中宇宙中どこ探しても、NEWSしかいないんだよ。

他のグループも応援してて申し訳ないけど、NEWSのコンサートがいちばんで本当にだいすきでそれに取って代わるものなんてないんだよ。

NEWSしかいないのに。

世間でNo.1と称される偉大な名誉ある地位になんて望んでない。

ただそこに居てくれればそれでよかったのに。

わたしの、応援してるファンみんなの、いちばん星でいてくれたらそれでよかったのに。

どうしてそんなにわたしたちから彼らを奪おうとするの?

 

せっかく個々でがんばってグループでいいパフォーマンスしてものすごくレベル高いコンサートやっても、彼らのことなんかどうでもいいと思ってる人たちに一瞬で壊されて。

眠れない夜に怯えてスマホやテレビを見るのがこんなにも怖い朝を迎えても、一歩外に出ればほとんどの人が何とも思わず平然と過ごしてて話のネタにされて。


そんなんなら、放っておいてほしかった。

健気に応援してるのがバカみたいじゃん。

胸張ってNEWSすきって言いたかった。

ただそれだけだったのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

29本目

ソメイユ

 

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ピーターパン、宇宙へ行く

 


「本日の搭乗券でございます。いってらっしゃい。」

 


入口でデジタルチケットを読み込んでもらい、座席の表記された紙を渡されたときにお兄さんがそう言ってくれた。

この言葉を聞いて、わたしはこれからNEWSのコンサートではなく、EPCOTIAライナーに乗り込むのだと改めて知らされる。
同時に、ああ、今年もNEWSのコンサートに来たんだなあと思うのだった。

『NEWS ARENA TOUR 2018 EPCOTIA』さいたまスーパーアリーナ公演に行ってきた。
彼らが一貫して目指している"つくりこんだ非日常"に拍車がかかった世界、そして「宇宙」という未知の世界がそこには広がっていた。

 


わたしは、ちょうど一年前ブログ(ファンタジーまであと少し - 花が咲くころ)にも取り上げた『日経エンタテインメント!2017年5月号』の特集を思い出した。

デビュー当初や若いうちは、テーマ性やコンセプト性を強くして売り込み、やがて時が経つにつれて等身大やありのままの姿を見せるアイドルが多い。
そんな中で、"大人に向けたファンタジー"という世界観をつくりだす立ち位置を選んだNEWS。そのポジションは今のアイドル界では空席なのではないか?というものだった。

今回会場に来ているファンを見て、大人多いなあ〜!!と思った。
学生時代に友達とコンサートに来ていた人が彼氏と来てたり、お母さんになってちっちゃい子を連れて来てたり。子育て終えた母親世代の人が同世代の仲間と来てたり。
NEWSも全員30さいを超えたけど、一緒にファンも大人になってきたことがお客さん自身から伝わってきた。

去年は、大人になってもファンタジーの世界にいたいのはNEWS自身なのだと思ってた。
だけど、大人になってもファンタジックで日常から離れた"特別な日"を求めてたのは、わたしたちだったんだよね。

NEWSは、年齢を重ねて大人として生きるわたしたちを異空間へ連れていってくれる。
でも、ただたのしい世界にいるんじゃなくて、ネバーランドという地を後にして、宇宙へ旅立つという決意をする。ネバーランドへ永住しそうな人たちをも、全員引っ張り出して次のステージへ連れて行く。

いつまでも挑戦しつづける心を忘れない。
それが、NEWSがコンサートを通して伝えたいことなのだと思った。

 


アリーナの四隅に一人ずつNEWSのメンバーが立ち、披露した「UR not alone」。C&Rやクラップで会場一体となりながらサビを迎えると、待ってましたとばかりに大合唱が始まる。
ど真ん中にあるメインステージのモニターに歌詞が出てるけど、みんなNEWSに向かって歌う。アリーナの四隅にいる彼らに、自分のいちばん近くにいるメンバーに、みんな視線を送る。
この曲は、1番と2番と大サビで全部歌詞が違う。ぶっちゃけ、最初に聴いたときはこんな難しい歌詞覚えられないよ〜と思ったくらい。
でもみんな、歌詞じゃなくてNEWSを見て歌うんだ。

メッセージ性の強いこの曲を2年連続で歌うと決めた彼ら。
彼らを見て全力で声を届ける数万人のファン。
あの光景が、「UR not alone」という曲がみんなにとってどういう存在であるのかを物語っていたと思う。


一つ前のブログに書いたSexy Zoneのコンサートで見た「Fantasy〜1秒の奇跡〜」の話もそうなんだけど、本人たちが発信したいものがあって、それを受けとるファンがいて。
でも実はそれがゴールじゃなくて、それをさらに俯瞰したときに本来予定していたもの以上の何かが生まれる、みたいな。そういう景色が浮かび上がってくるのがコンサートの面白いところだし、すきだなあって思う。

 

今年、NEWSがつくりだす"特別な日"はまだまだ終わらない。
灼熱の太陽、沈む夕日、星空の下。
熱い夏が彼らを呼んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

31本目

ヤギパープル

 

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