花が咲くころ

世界にひとつしかない薔薇の花束をあなたに贈ります

今こそ聴きたい『2020 Come on to Tokyo』


Sexy Zone POP×STEP!? TOUR 2020』のパンフレットを読んだ。それに掲載されている座談会で、このライブツアーで披露する予定の、ある一曲について重点的に話していた。曲名こそ伏せているけどほぼほぼ答えのような会話をしていて、「あ、『2020 Come on to Tokyo』のことだ!」って思った。


『2020 Come on to Tokyo』は2014年5月14日発売のシングル『King&Queen&Joker』のカップリング曲だ。なぜ、この時期にこんなタイトルの曲?と思うかもしれないが、2013年9月8日に東京オリンピックの開催が決定したことにより、この頃ちょうどみんなが2020年という未来へ向けて胸を高鳴らせ第一歩を踏み出したタイミングだったのだ。


この曲は、まるで物語の語りはじめのような勝利くんのやさしい歌声からはじまる。やがてテンポが上がり華やかでリズミカルな曲調に。英単語と日本語が混ざりあった歌詞とか、かけ合いのフレーズがあったりとか、サビのようなメロディーが二つあるところとか、盛りだくさんにあれこれ詰め込まれた、めっっっちゃジャニーズだね!!みたいな楽曲だ。

わたし自身、この曲がリリースされた当時はよく聴いていたし、それからも何だか力が湧いてくるような気がしてたまに思い出しては聴いていた。ジャニーさんがいかに東京オリンピックを心待ちにし、期待を馳せていたかが伝わってきたし、Sexy Zoneにその想いを託そうとしてくれてるのかなあ、なんて思うとちょっとうれしかったから。

しかし、まさに2020年の東京を盛大に祝うかのようなこの歌は、CD音源以外で聴く機会はなかった。ああ、きっとこれを披露するのは2020年なんだろうなって心のどこかでずっとわくわくしてた。


だから、6年の時を経てこの楽曲を思い出して引っ張り出して、彼らも披露するのをたのしみに準備をしてくれてるのかもって思ったときはすっごくすっごくうれしかった。仮にも曲名は伏せられてるから、わたしの勝手な予想にすぎないのだけどね。座談会では面白おかしくこの曲について話しているからつい吹き出すように笑ってしまった。だけどわたし、いつのまにか、笑ってるのに泣いてた。

だって、絶対に素敵だもん。具体的なパフォーマンスはわからないし全く想像できないけど、鮮やかでハッピーでずっと忘れられない宝物みたいなステージが、そこに見えたような気がしたんだ。


アイドルを応援するのは、たのしいことばかりじゃない。悲しくなったりつらくなったりして涙するときもあるし、これまでの歩みを思い返して感極まって涙するときもある。だけど、コンサートでのパフォーマンスを純粋にたのしんで心に響いて涙がこぼれるときが、いちばんしあわせで、それは何度だって味わいたいって思う。たのしすぎて泣きたい。


もうしばらくコンサートをするには時間がかかりそうだけど、またね、2021年でも2022年でももっと先になったとしても、披露してほしいよね。

きっとこの曲を直接体感できるのを待っている人はいっぱいいる気がする。だから今は、6年前の少し若い彼らの歌声を聴きながら、ウォーミングアップしておきたい。


"We can do 夢はきっと ほんとうにできる"

ここの歌詞、ジャニーズっぽくてだいすき。

今こそ聴きたいSexy Zoneの、いや、ジャニーズの隠れ名曲『2020 Come on to Tokyo』。

 

 

 

 

 

 

 

 

51本目

アバランチェブルー

 

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青の薔薇の花言葉は「不可能・奇跡」