ゴチと我が家の食卓
健人くんが『グルメチキンレース ゴチになります』のレギュラーになってから毎回『ぐるナイ』を見るようになった。
わたしだけでなく家族もだ。
意外にも父親がハマっている、と思っている。
毎回出演者が食べる、日常生活では手が届かないような高級料理たち。
父は、高すぎるとか、こんな値段するわけないとか、盛りつけがイマイチとか、食材が高いだけだとか、そんなことばっかり言う。
だけど毎回見てるから、見たくないわけではないらしい。
ゴチを見つづけた約2年ほどで、我が家の食事情が少し変わった。
タイ料理ゴチをやった週末は家族で近所のエスニック料理店へ行ったり、蟹ゴチのあとの週末はスーパーで冷凍の蟹を買ってきて蟹鍋をしたり、イタリアンを食べに行ったときに頼んだパスタにトリュフを削ってくれてゴチみたいだねって盛り上がった。
実はこれ全部、父親発信だ。
本物のゴチの高級料理とはほど遠いかもしれないけど、いつもと違うごはんはやっぱりうれしいし美味しい。母と娘3人は、やったー!パパありがとー!ゴチになりまーす!と言ってむしゃむしゃ食べる。
健人くんがゴチのレギュラーになってから、確実に我が家の食卓はハッピーが増し増しになった。
ゴールデンタイム長寿番組のレギュラー。
ゴチメンバーに選ばれたとき、これが"中島健人"にとって、そして"Sexy Zone"にとってどれだけ大きなことだったか。
それは、彼が番組と向き合う姿を見ていればいつもいつも伝わってきてた。
だから、絶対勝ちたい、残りたいってわたしは諦めてなかったし、彼も諦めてなかったと思う。
しかしながら、ゴチ20の最終放送で映ったのは、自分のことでなく、まずいちばんに番組を盛り上げ、ゴチメンバーのみんなを応援している姿だった。
さらにクビが決まってからの涙を見て、わたしが知りえなかったゴチメンバーと過ごしてきた時間や絆の大きさが伝わってきた。
健人くんの愛やエネルギーの捧げかたは本当に素敵だ。
ゴチが我が家の食事情を動かすと知ってしまったのもあり、やっぱりとってもさみしい。
どんなときも健人くんらしさを貫いて、我が家の無口なおじさんの心を動かすあなたは最高にセクシーでしかない!
健人くんいつもありがとう!
あなたの熱い思い、何ごとにも真摯に取り組む姿勢が、新たなフィールドへの一歩に繋がるように、これからも応援させてね。
そして今後も、美味しいごはんと健人くんのセクシーさでお腹も心も満たしたい。
#KTTはゴチを応援します
2年間サンキューデリシャス!!
*
スマホやアプリをうん年ぶりにアップデートしたら改行がおかしくなった…。
今年も一年ありがとうございました!
よいお年をお迎えください。
20本目
ルビーレッド
聡ちゃんをいちばんすきになってほしい人
松島聡くん、22さいのお誕生日おめでとうございます!!
聡ちゃんにとってどんな一年だったのかなあ。
わたしは聡ちゃんのことがだいすきな一年だった!
正直、泣いたり落ち込んだり悩んだりまた泣いたりってしてるんだけど、それでも充分すぎるくらい元気をもらってたよ。
気づいたら聡ちゃんのことを考えない日はなくて、些細なことがうれしくて、むしろこれまででいちばん考えてて、わたしってこんなに聡ちゃんのことすきなんだなって改めて実感した。
このごろは、聡ちゃんの描く絵やダンスから滲み出る独特なセンスとか、柔らかいのに凛とした所作とかがやっぱりすきだなあ、恋しいなあと思ってる。
会いたいねぇ。
さ、わたしが聡ちゃんすきな話はここらで置いておいて。(笑)
わたしには聡ちゃんのことをすきになってほしい人がいる。
誰だと思う?
わたしが惹かれる、聡ちゃんの独特なセンスとか、柔らかいのに凛とした所作とか、その人にとっては当たりまえすぎて気づいてないのかもしれないなって最近思った。
自分にとって何でもないことが、他の人にとってはとてもすごいことだったりするものだから。
気づいてたらいいなあ。
わたしの家族や友人でも、どっかの有名人でもスポーツ選手でも政治家でも、遠い国の偉い人でも、もちろん宇宙人でもないよ。
メンバーやファン、きっと家族や友人や周りの人たちから愛されるあなたをいちばん愛してほしい人。
ね、聡ちゃん?
わたしは、わたしたちがだいすきな聡ちゃんのこと、聡ちゃんにいちばんすきになってほしい。
わたしの知ってる聡ちゃんは、いつも自分を変えよう、何かを越えようとしてる感じがしてたから。
それも大切だけど、同じくらい自分自身をまるごと抱きしめてあげてるといいな。
まあね、会えるならすぐにでも会いたいよ。
それでもさ、
笑った日も泣いた日もダメな日もがんばった日も、毎日あったかいごはんを食べて、それなりでいてくれたら。
聡ちゃんが聡ちゃんでいてくれたら、それがいちばんいいかな。
*
もう22さい?!
まだ22さい!?
そんな気持ちです。
聡ちゃんがニコニコな毎日を過ごせますように。
19本目
オープンハート
薔薇19本の花言葉は「忍耐と期待」
いつもの今日、よく似た明日
ラグビーを見ているとき、ふと、だいすきな彼らの顔が頭をよぎった。
ラグビーワールドカップが熱い。
ラグビーに学ぶチーム力がとても刺激的だ。
ラグビーワールドカップがはじまってから、ちょっとずつルールを学んだハイパー初心者だけど、面白くて噛りついて日本の試合はもちろん、他国同士の試合も噛りついて見てる。
試合で日本代表選手が入場して国家を歌ってるときに涙を流すサポーターの方々がいた。
本当にラグビーがだいすきな人たちにとってどれだけ大きなものなのかが伝わってきて震えた。
ラグビーは15人各々のポジションが明確に決まっていてそれぞれの役割を全うし、ルールを守り、得点そして勝利へ繋ぐ。
チームで行うスポーツならどの競技にも言えることかもしれないけれど、15人という大人数で行い、時に大怪我のリスクも伴う激しい競技だからこそ、より一層それによるチーム力が伝わってきて感動した。
パワーがあって相手に立ち向かっていける人。
ものごとの判断力に長けていて司令塔となれる人。
どんなときも冷静な精神力を保てる人。
自ら声をあげ仲間にパスをまわせる人。
足が速く最後のスパートを決められる人。
自分にできること。
自分にしかできないこと。
一人一人がそうやってチームをつくっていく。
全員が何でもできるオールマイティーな人ならば、それがいちばんラクだし手っ取り早いかもしれない。
だけど、得意なこともできることも違う人たちが集まるからチームなんだよね。
そして、同じ方向を向くからかっこいい。
だいすきなアイドルグループにも通じることに思えて、無性に彼らに会いたくなった。
【麒麟児】
将来大成すると期待がもてる、すぐれた若者のこと。
なんかかっこいい言葉。
でもこれは他者からの勝手な評価のようにも思う。
自分が他と違うことではなく、自分が自分であることに重きをおいて生きていける。
それができる人が、後にそう呼ばれるのではないかな。
健人くんは健人くん、
風磨くんは風磨くん、
勝利くんは勝利くん、
聡ちゃんは聡ちゃん、
マリちゃんはマリちゃん、
そして、
Sexy ZoneがSexy Zoneでいてくれることがいちばんいい。
彼らには彼らにしかできないことがあるって知っている。
そして、ファンのわたしたちも同じ方向を目指す一員になれたなら。
番狂わせでもなんでもやってやりましょうよ。
同じように感じる毎日も、今日と明日は同じじゃない。
羨まず、比べず、腐らずに。
美しく、勇ましく、ひたむきに。
きっとわたしたちは、ONE TEAMになれる。
*
Sexy Zoneシングル『麒麟の子/Honey Honey』発売おめでとうございます。
映画『ブラック校則』は、スタッフもキャストも内容も今のところすきで溢れててとてもたのしみにしてます。
18本目
リテラチュール
薔薇18本の花言葉は「誠実」
ハムレットは今日も生きる
先日、ご縁あって東京グローブ座にて『ハムレット』を観劇してきた。
悲劇でありながらとても清々しく満たされた気持ちで劇場を後にする、そんな舞台だった。
この気持ちの正体は何なのか?
400年以上つづく古典劇に少しばかり踏み入ってみたいと思った。
正直なところ、観劇前に書籍を読んだときは言葉づかいや情景が難しくてちんたらちんたら読んだので、劇の台詞まわしが速いのなんので驚いた。想像の10倍くらいのスピードで(特にハムレットが)ベラベラ喋るから、ヒーーーって思いながら観てた。
そのテンポ感もシェイクスピア劇の演出のひとつなのだと後から学んだ。
観劇後、パンフレットと持っていた書籍はもちろん、図書館で様々な『ハムレット』に関する解題・解説文を読み込んだ。
Q2、F1、Q1、何それ美味しいの?からはじまり、
上演台本であるハムレット。
悲劇、復讐劇が大前提とされたハムレット。
復讐劇ではなく哲学的なものだと説かれるハムレット。
母との関係性を掘り下げるハムレット。
痩せてるハムレットと太ってるハムレット。
…本当にキリがない!!
時代によっても人によっても様々な解釈があるようで、混乱しながらも面白いなあと引き込まれた。
とはいえ、結局は400年もの間にいろんな人がすき勝手に言ったこと。
本当の意味での“正解”は存在しない。
だからこそ、たくさんの人が深く掘り下げて必死に考えて愛されつづける作品なのだなと思った。
パンフレットに、「ハムレットは何か偉大なものになろうとして、そのために苦しんでいる」というキルケゴールの解釈について書かれていた。
ハムレットは、“英雄”になろうとして葛藤していたのだという。
わたしは、今回ハムレット役を務めた菊池風磨くんの所属するSexy Zoneのファンであり、彼らを応援してきた。
今このタイミングで『ハムレット』という作品がやってきたこと、それをわたしたちが観て作品と向き合うことは、偶然の産物ではなかったように思う。
“Sexy Zone”をかけがえのないものだと抱きしめる人たちにとって、難問であり正解がない、けれどすぐそばにある務めのようにさえ思えた。
「いま来るなら、あとには来ない。あとで来ないなら、いま来るだろう。いま来なくても、いずれは来る。覚悟がすべてだ」
ハムレットがレアティーズとの決闘を決意したときの言葉がわたしはすき。
恐らく、自分がヘラクレスのように神にはなれないちっぽけな人間だと認め、死への覚悟を決意したときでもある。
また、シェイクスピア劇は観客と劇中人物が同じ情熱を体験することが求められている、というのが興味深かった。
額縁舞台でなく、張出舞台。
劇中人物と観客を隔てる見えない幕は存在しない。
劇の最後で、“ここにいる人たちは台詞のない脇役か?それともただの観客か?”というニュアンスの台詞が印象的だった。覚えてる限りなので一語一句定かではないけれど、心臓がドキリとした瞬間だった。
わたしは、はじめて『ハムレット』を観劇した。
不思議なことに、ハムレットの独白が、スッと身体に浸透してくる瞬間が確かにあった。
そのときは気づいてないけど、ハッと我にかえったときにあれ?今わたし…?みたいな。
まるでコンサートで、聴き馴染んだ楽曲に無意識に声を上げて会場と一体になるときのような。大切な楽曲を丁寧に集中して聴き入るときのような。
きっとあれこそが、今ここで生きるハムレットの人生を共にしたという証なのだ。
*
『ハムレット』東京公演千秋楽おめでとうございます。
大阪でも多くの人に彼の生きざまが響きますように。
17本目
ラ・カンパネラ
薔薇17本の花言葉は「取り戻せない絶望の愛」
透明チェイスダウン
今春のコンサートで『CRY』の演出を観たときは、ただびっくりして他に何か考える余裕がなかった。
ステージで華やかに踊ってた彼らが突然姿を消し、ハラハラと紙吹雪だけが散っている。
映像で改めて見て、こんなにも美しく残酷なことないなと思った。
Sexy Zone LIVE TOUR 2019 PAGESのBlu-rayが発売されて早一ヶ月。
わたしは、発売日に受け取って家に帰り、コンビニで買ったおやつと一緒に買ってきたananを広げながら、映像を観た。
思うんです。
もしも、わたしがこの人たちを今はじめて見たとしたら、誰かにどんなに進められてもこのグループのこと全然すきにならないなって。
いや、それはわたしの屁理屈かもしれないけど。
だけど実際のわたしは、気がついたら歌を口ずさんで、身体が勝手に踊って、今のとこもう一回って巻き戻して、聴き馴染んだ曲をアカペラで奏でる歌声を聴いて、ああこのグループだいすきだなって思った。
よくわからないね。
わからないけど、もしもじゃなくて、たった今の自分のほうが大切だと思った。
彼らはさ、“ずっと応援してください”って言うけれど、所詮あなたとわたしはアイドルとファンかもしれないけれど。
だけどわたしは、もっと対等な関係になりたいし、なれると思ってる。
そうだなあ、「Sexy Zone」っていうひとつのでっかいプロジェクトを一緒に盛り上げていくチームみたいな。広い世界に立ち向かっていく戦友みたいな。
何万人もいるんだよ。
もっと頼ってよね。
余白と空白 - 花が咲くころに持論を書き綴った『いつまでもいつまでも』の間奏、映像に収録されていた風磨くんの表情と仕草を見て、わたしたちのパートでもあったのかなあ、なんて思ってみたりした。
Disc1のライブ映像が全部終わって、画面の下から上へ流れてくるクレジット。
ツアータイトルの次に上がってきた「Sexy Zone」の文字のすぐあとは、しばらくぽっかりと空いた空間がつづいた。
それを見たら、映像を見ている間ちょっとだけ溜め込んでた涙が抑えられなかった。
*
Sexy Zone結成日おめでとう。
今日もみんながいることに感謝して。
また会いたいと強く願って。
わたしたちとみんなで、ね!
16本目
イブピアッチェ
薔薇16本の花言葉は「ころころ変わる不安な愛」
NEWSと普通を考える
少し前の話。
夏の特別歌番組でのNEWSのパフォーマンスが素晴らしかった。感動した。
THE MUSIC DAYで高校の吹奏楽部と一緒に披露した『トップガン』『フルスイング』。
音楽の日でゴスペルチーム(?)と一緒に披露した『UR not alone』。
なんだろう、多分、わたしたちファンの知ってるNEWSがそこにいた。
特別じゃない、何ら変わりない、わたしたちがよく知ってるNEWS。
それが、すごく、ものすごくよかった。
歌番組の披露でこんな気持ちになったのははじめてかもしれない。
ああいう楽曲のオーダーや企画や予算っで誰がどうやって決めるんだろう。
良くも悪くもテレビ番組、特番ともなれば、いつもは見れない特別なものを求めてくるし、やる側だって特別な姿を見せたいと思ってしまうものだ。
数年前までは、彼らがハリキリすぎて空まわりしているような姿はわりと見てきた。
でも、
普通だった。
いつも通りだった。
その普通やいつも通りが異様な存在感を放ってたように見えたのは、わたしがファンだからなのかな。
毎日毎日忙しなく変化している。
自分も、みんなも。
世の中の評価や注目を集めるために、違うことをしてみたり流行りに乗っかってみたいと思ってしまう。
だけど、薄っぺらく塗り固められたそれはあっという間に剥がれ落ちてしまう。
ただ、自分たちが自分たちであること、自分たちが良いと思う姿をまっすぐに披露することこそが、人の心を動かすのだと思った。
正直、周りから見たNEWSは変わりものグループなのかなあとか思うけど。
NEWSがNEWSでいてくれることは、NEWSにとっての普通であること。
世の中にとって、じゃない。
自分にとっての。
今日も明日も、彼らの普通に何度だって心を打たれたい。
*
NEWS結成日おめでとうございます。
そばにいてくれてありがとう。
さて、今宵はバレーボール観戦してきます!
15本目
カルピディーム+
薔薇15本の花言葉は「ごめんなさい」
スーパーアイドルサウンド!!
突然ですが、あなたはジャニーズ各グループのどのレコード会社のサウンドがすきですか?
わたしは、ジャニーズ・エンタテイメントのサウンドがすきです。
ちょっとへんてこりんな質問かもしれないけど。
わたしは、いつからかジャニーズ楽曲の音質やサウンド感を聴いて、なんとなくどこのレコード会社かわかるようになった。
これって割とみんなわかるやつなのか??
特に役に立つ機会もなかったので、家族くらいにしか言ったことがないし、ニュアンスでわかるだけだから音楽的に説明とかはできない。
でも、音の特徴や違いをみつけるのはすきだし、たのしい。
サウンドってめちゃくちゃ大切。
このレーベルはポップで軽い曲調がいいとか、あっちのレーベルは内臓に響くようなクールでダンサブルな曲に強いとか、ここの音はぶっちゃけ好みじゃないなとか、各レーベルごとに持ち味がある。
そして、グループのイメージをつくる重要な部分でもあるとわたしは思うのだ。
その中でも、ジャニーズ・エンタテイメントのサウンド感とNEWSの歌声の相性がすきだ。
多分、わたしがはじめて真剣に聴きこんだアイドル曲がNEWSの曲だったから、ある種の植つけもあると思うけど、わたしにとっての“最強のアイドルサウンド”=「ジャニーズ・エンタテイメント」なのだ。
だから今年の5月末、ジャニーズ・エンタテイメントがジェイ・ストームに吸収されると知ったとき割とショックだった。
NEWSの曲がJSの音になったらどうしよう!それはNEWSの曲じゃない!と思った。
JSがイヤなのではなく、わたしはJEサウンド込みでNEWSの曲がすきだから。
そういうもんだ。
蓋を開けてみたら、レーベルがまるごと引越してきただけのようで一安心した。
レコード会社にとっては大変なご時世なんだろうなあ、なんて。
JEの音は歌謡曲に強い。と思ってる。
JEの“アイドルっぽい曲”は正統でキャッチーなのに、どこか懐かしさを感じる。気がする。
軽くてシャカシャカした電子音。
なんとなくレトロ風味。
独特のラテンみ。
夏曲のチャラさと波の音。
イケイケの曲は内臓にこなくてやさしめ。
ぽわぁあんって感じのノイズ。
スコーーンって感じのノイズ。
管楽器音は軽やかなのに安っぽくない。
曲によってオーケストラの重厚さとちゃんと粒感。
ふいに通りすぎていくピアノの音色。
女性コーラスの風合い。
そして、4人の歌声とのマッチング。
こういうとこがすき。
うーん、それにしてもいざ音を言葉で表現するのって難しい。あまり伝わってる気がしないけどまあいい。
もし、100曲を1回ずつ聴く人と、1曲を100回聴く人がいるならば、わたしは後者だ。
すきな曲はずっと聴いてると、ある日これまで気づかなかった音を発見したり、ベース音や裏メロを覚えたり、コード進行が同じ曲を見つければ曲を聴きながら同じコードの別の曲を頭の中で歌ってみたり。
だいすきな一曲から得られる音楽のたのしみかたは想像以上にある。
先月は、歴代ジャニーズの楽曲をテレビで耳にする機会が多々あった。
先輩たちの当時の楽曲たちはもちろん名曲ではあるが、わたしにとっては音の輪郭がぼんやりしてるように感じたりもする。
わたしが言えたことじゃないけど、この30〜40年間での音楽業界の技術の進歩をひしひしと感じた。
でも、各々の世代で音の欠片を耳にした瞬間、ハッとしてテンション上がる音質ってあるんだろうな。家族の反応や、WSの小窓に映る様々な世代の人たちの表情を見てて感じた。
それぞれみんなにとって、ナンバーワンでオンリーワンのサウンド感がある。
たぶん、この先も音楽はなくならないけれど、音楽を手に入れる方法、聴く方法、残す方法は進化していくんだろうなあ。
形のないものはどんどん姿を変えていく。
だけどもしかしたら、
レコードでもCDでも音楽アプリでダウンロードでもない。
とびきりのアイドルサウンドを永遠に明確に残すことができるのは、わたしたちの脳みそなんじゃないかなって思った。
*
ポップでキュートでキラキラ眩しい。
次の季節が来る前に聴きたい夏うたはたくさんあるはずなのに、今年まだ聴けていないのは、多分たのしすぎて泣いてしまいそうになるから。
14本目
クールウォーター
薔薇14本の花言葉は「プライド」